欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ラグーザ Ragusa (イタリア)

イタリア最南端に近い、シチリア島南部にある ラグーザ は、石灰岩の丘の上に中世バロック様式の旧市街が広がる街で、世界遺産にも指定されています。列車はさらに高い所を通り、車内からもその旧市街の絶景を見下ろすことができます。 しかしシチリア島のロ…

ゲロルシュタイン Gerolstein (ドイツ)

ゲロルシュタインは、ドイツ西部、ベルギー国境近くで、ルクセンブルクもオランダも遠くないという所にある中規模な町です。ゲロルシュタイナーというミネラルウォーターの生産地として知られています。ケルン(Koln)からトリアー(Trier)まで、182キロを…

ルンゲルン Lungern (スイス)

スイスのほぼ中央あたりに、ルンゲラー湖という小さな湖があります。その湖畔の町が、ここルンゲルンです。インターラーケン(Interlaken)とルツェルン(Luzern)を結ぶ狭軌私鉄のツェントラルバーン(Zentralbahn)が通っています。そこそこ観光地にもなっ…

バーズ Bures (イギリス)

ロンドンから北東へ向かう幹線に乗ると、コルチェスター(Colchester)の一つ手前に、マークス・テイ(Marks Tey)という駅があります。ここから北へ向かう3駅だけの盲腸支線が出ているので、乗ってみました。2輌編成の気動車です。全線完乗を目指すなら、当…

ストジェリチェ Střelice (チェコ)

ストジェリチェは、チェコ第二の都市ブルノ(Brno)から11キロほどの所にある小さな村です。とはいえ、主要都市から11キロしかないので、ベッドタウンとしての機能もあると思われます。 ブルノから夕方のローカル気動車に乗って、ここで降りてみました。広く…

ディーレン Dieren (オランダ)

オランダといえば、国土が全体に平坦なため、自転車が良く利用されている国として知られます。ディーレンは、オランダ東部の内陸部にある人口1万5千人ほどの地味な町です。この町には、オランダ有数の大きな自転車工場があり、年間30万台の自転車を製造して…

クレーブラッハ・リント Kleblach-Lind (オーストリア)

オーストリアはどこに行っても山に囲まれている国です。クレーブラッハ・リントは、その南部、ケルンテン州の山里にある人口千人余りの小さな村です。ドナウ川の支流、ドラーヴァ川の上流部で、少し先へ行くと東チロル地方になります。 4輌編成の電車ですが…

オロ・ウオスタス Oro Uostas (リトアニア)

オロ・ウオスタスとは、リトアニア語で「空港」を意味する普通名詞です。空港のことをその国の言葉で何と言うか、利用するなら知っておくべき旅の基本だろうとは思いますが、ラテン系の国々なら、英語の「Airport」を知っていれば、何となく想像がつきます。…

ベルトリ Bertrix (ベルギー)

ベルギー南東部のリュクサンブール州にあるベルトリは、人口8千人ほどの、格別の特色もない町です。しかし鉄道面で見ると、ローカル線同士の分岐駅として、そこそこ広い構内を有しています。ベルギーは小さい国土に比較的稠密に鉄道網が張り巡らされており、…