欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

クピッター Kupittaa (フィンランド)

フィンランド南西部の町、トゥルク。ヘルシンキ都市圏を除けばほとんど長距離輸送のみのフィンランド。市内に2つも長距離列車が停車する駅がある都市は、それほどありません。しかしここトゥルクには、終着の一つ手前、歩けないこともない近い所に、クピッターという駅があり、全列車が停車します。クピッターは終着トゥルクと違い、風格はありませんが、モダンな都市近郊型の雰囲気が漂う駅です。ただ、トゥルクとの一駅間を市内交通的に利用する人はほとんどいません。

f:id:localtraineurope:20171120043935j:plain


月曜の昼下がり、トゥルク発ヘルシンキ行きのIC特急が入線です。客車は4輌で、最後尾に機関車がついています。始発トゥルクから乗らなくても空席もたっぷりの、のどかな昼下がり。この駅の方が近い観光施設もないわけではありませんが、トゥルク駅と違い、利用者はほとんど地元の人のようです。

(撮影:2017年08月)