欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

バーズ Bures (イギリス)

ロンドンから北東へ向かう幹線に乗ると、コルチェスター(Colchester)の一つ手前に、マークス・テイ(Marks Tey)という駅があります。ここから北へ向かう3駅だけの盲腸支線が出ているので、乗ってみました。2輌編成の気動車です。全線完乗を目指すなら、当然終点まで行かないといけませんが、そうすると終点ですぐ折り返すことになり、駅周辺を散歩する時間が取れません。ヨーロッパの全線完乗など、到底無理で諦めているので、それならばということで、終点の一つ手前のここで降りてみました。

f:id:localtraineurope:20141002053040j:plain

こういう路線ですから、駅も単線のホームがあるだけで、もちろん無人駅です。荒れ果てた駅かもしれないと思って降りてみたら、ホームには鉢植えが並んでいて、春の花が咲いていました。ホームにもゴミ一つなく、地域の人に大事にされている駅なのがわかりました。たまたまボランティアで世話をする人がいるからかもしれませんが、人の温かさを感じる小駅でした。

(撮影:2011年3月)