欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

トゥルンホウト Turnhout (ベルギー)

人口4万に及ぶトゥルンホウトは、大きな町ではないものの、独立した市であり、駅周辺もそれなりに活気が見られます。鉄道は盲腸線の終着駅になっています。意外な産業として、世界最大のトランプ製造会社がこの町にあるそうです。この駅からバスで20分ほど行くと、オランダとの国境を越えて、オランダの中にベルギーの飛び地があり、その中にまたオランダの飛び地があるという不思議な町、バールレ(Baarle)があります。

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終着駅ですが、かつて先へも線路が伸びていたため、一見したところ途中駅風で、駅の先にも踏切があります。この踏切は現役の列車が走る側の駅の横の踏切です。自転車の利用率が高い国としてはオランダが有名ですが、ベルギーでも平坦なこのあたりはオランダとの共通性が高いようで、自転車専用道も良く整備されていて、自転車がひっきりなしに通ります。歩行者より多いぐらいかもしれません。

(撮影:2012年9月)