コマールノ Komárno (スロヴァキア)
ハンガリーとスロヴァキアの国境を成すドナウ川中流域。そのスロヴァキア側に、コマールノという町があります。川の対岸は、ハンガリーのコマーロム(Komárom)で、元は両岸合わせて一つの都市でした。地名が似ているのもそのためです。そういった歴史的経緯もあり、コマールノはスロヴァキアにありながら、今も人口の6割はハンガリー人だそうです。
ノヴェ・ザームキ(Nové Zámky)から、電気機関車に牽かれた客車3輌の、古色蒼然とした鈍行列車が堂々と到着しました。ここが終点です。こういった列車は、東欧ではまだまだ多く見られますが、ここから首都ブラチスラヴァ(Bratislava)までの区間は民営化されてしまい、列車もモダンな新型電車に置き換わっていました。
(撮影:2013年1月)