欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

コリントス Korinthos (ギリシャ)

ギリシャのペロポネソス半島へは、かつてはバルカン半島本土と異なる狭軌の路線がアテネからつながっており、のんびりと島を鉄道で一周することができました。しかしここ数年で標準軌への改軌と合わせて近代化工事が進み、徐々にモダンな電車が快走する普通の路線になってきています。便利にはなりましたが、趣味的には味気なくなってしまいました。

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コリントスはアテネ空港から直通列車が1時間に1本あり、所要1時間20分。有名なコリントスの運河を渡ってすぐ到着する新しい駅です。廃駅となった狭軌時代の旧駅とは少し離れていますが、駅名は一緒です。

(撮影:2016年02月)

ルクセンブルク Luxembourg (ルクセンブルク)

小国ルクセンブルクの首都であり最大都市であるのは、国名と同じルクセンブルク市。鉄道面でも完全な中心駅であり、国内各地への路線はこの駅から放射状に出ています。複雑な地形で谷間に旧市街が広がる町です。そのため、市街地からほど近い場所でも、田舎のような風景が撮れる角度があったりと、なかなか興味のつきない首都です。

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この列車はルクセンブルクから写真左方向のエッテルブルック方向の北部へと北上する列車に見えますが、実は機関車が後ろに着いていて、写真右方向のルクセンブルク駅へと向けてスピードを落とし始めるあたりなのです。客車はルクセンブルク国鉄の二階建て新車4輌で、後ろについている機関車はベルギーの機関車のようなので、ベルギーからの国際列車でしょう。

(撮影:2015年07月)

ドラメン Drammen (ノルウェー)

ドラメンは、ノルウェーの首都オスロから南西に約40キロ。市内人口6万強で、オスロ首都圏の終わりのような場所にあります。ドラメン川がフィヨルドの湾に流れ出る所にあって、駅も川に面していて眺めがいいです。

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人口密度の低いノルウェーでは、鉄道の本数も少ないのですが、オスロ首都圏だけは別で、ここからオスロまでは、近郊電車といった感じの電車が割と頻繁に出ています。ただ、長距離列車は昔ながらの汽車の面影を残した列車も多いのに、近郊電車は他の国と似たりよったりのモダンな車輌になってきています。仕方ないことですが、鉄道の旅の楽しさはちょっと減殺されてしまいます。

(撮影:2014年09月)

トゥルネ Tournai (ベルギー)

ベルギーのフランス語圏、それもフランス国境に近い都市、トゥルネの中心駅です。オランダ語ではDoornikという、似ても似つかぬ名前で、想像すらつきませんが、フランス語圏にある駅なので、駅名標などの案内はフランス語だけです。

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少し前までのベルギーには、レンガ色に近い渋い赤色の旧型電車があちこちに走っており、釣り掛けモーターの唸りも高らかに走り回っていましたが、今回はほとんど見かけませんでした。しかし旧型電車もまだこの色に塗り換えられて使われているようです。それでも徐々に数を減らしているので、乗るのも今のうちだなと思いました。

(撮影:2015年04月)

コシチェ Kosice (スロヴァキア)

スロヴァキア東部にあり、同国第二の都市であるコシチェ。その中央駅にあたる、コシチェ駅です。それなりに広さはありますが、開放的なホームが並び、長閑な雰囲気が漂っています。駅は市街地とは少し離れていて、周囲に高い建物もありません。駅前はトラムの折り返し発着場となっており、市街地や市内各地とを結んでいます。

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スロヴァキアの東の中枢であるターミナル駅ですが、西の中枢ブラティスラバに国際列車が頻繁に発着するのと比べると、こちらはローカル列車の割合が多く、例えばハンガリー国境までは1時間もかからないのに、国境を越える列車は1日2往復しかありません。

(撮影:2014年06月)

カゲラップ Kagerup (デンマーク)

カゲラップは、同名の町を代表する駅ですが、駅と町が離れており、駅は寂しい森の中にあります。しかし歴史は古く、1880年の開業で、1897年にはここから分岐するもう1つの路線も開業しました。以来、線路が分岐しているため、かつてはここで分割併合も行われていたそうです。そんな重要な駅も、今は利用者も僅かで、かつての駅舎は個人の住居になっています。

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日本の第三セクターに近いのでしょうか。デンマーク国鉄とは別のオペレーターによるこの地域限定の運行で、こういった新車の軽快気動車が導入されていました。2路線が利用できるため、運転本数は結構多くて、ちょっと待っていると列車が来ますが、乗降客は少なく、乗降客ゼロも珍しくありません。この地方の中心ヒレレズ(Hillerod)から来た列車がここで左右いずれかに分かれて先へと進んで行きます。

(撮影:2013年11月)

バート・シャンダウ Bad Schandau (ドイツ)

ドイツ東部、チェコの国境に近いエルベ川沿いの温泉町、バート・シャンダウ駅です。ベルリン(Berlin)からドレスデン(Dresden)を経てチェコのプラハ(Praha)へ向かう国際列車が、ドイツ側で最後に停車する国境駅です。かつては出入国審査で長時間停車をしたのでしょうか。その名残りか、小駅の割に停車時間が長い感じがしました。

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この時は全然知らずに通り過ぎたのですが、この駅から国立公園の中に分け入っていく、7キロほどのトラム路線が出ているそうです。主には観光用だそうですが、古典的な2輌編成が、渓谷に沿ってのんびり走っているらしく、知る人ぞ知る存在みたいです。機会を見つけて是非訪れてみたいものです。

(撮影:2014年11月)

グレンフィナン Glenfinnan (イギリス)

スコットランド西部、ウェスト・ハイランド線の終点に近い内陸部の、有名な橋梁のあるグレンフィナン駅です。夏は観光客で賑わうのでしょうが、1月の朝とあっては、人の気配もなく、雪景色の中、ひっそり閑としています。しかし何と、ホームに併設している小さなレールウェイ・ミュージアムは開いていました。

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列車本数は1日4往復。朝2本目の10時58分発グラスゴー行きの到着です。2輌編成ですが、車内はガラガラで、ここでの乗降客は誰もいませんでした。日の短い冬の北国の1月ゆえ、朝11時なのに、早朝のような雰囲気です。

(撮影:2015年1月)