カゲラップ Kagerup (デンマーク)
カゲラップは、同名の町を代表する駅ですが、駅と町が離れており、駅は寂しい森の中にあります。しかし歴史は古く、1880年の開業で、1897年にはここから分岐するもう1つの路線も開業しました。以来、線路が分岐しているため、かつてはここで分割併合も行われていたそうです。そんな重要な駅も、今は利用者も僅かで、かつての駅舎は個人の住居になっています。
日本の第三セクターに近いのでしょうか。デンマーク国鉄とは別のオペレーターによるこの地域限定の運行で、こういった新車の軽快気動車が導入されていました。2路線が利用できるため、運転本数は結構多くて、ちょっと待っていると列車が来ますが、乗降客は少なく、乗降客ゼロも珍しくありません。この地方の中心ヒレレズ(Hillerod)から来た列車がここで左右いずれかに分かれて先へと進んで行きます。
(撮影:2013年11月)