チュンセット Tynset (ノルウェー)
人口5千人あまりの内陸部の町、チュンセットにある鉄道駅です。北欧の内陸なので、冬は数ヶ月に渡って氷点下が続くそうですが、その分、夏は爽やかで快適です。このあたりは伝統的に農牧や林業が盛んだったようですが、今はいずこも同じで、第三次産業が主流です。
鉄道は、非電化単線のローカル線が通っており、2輌の気動車列車が一日に数本、やってきます。あまり脚光を浴びない地味な路線です。しかし、盲腸線ではなく、かなり長距離の路線で、首都オスロ(Oslo)と主要都市トロンハイム(Trondheim)とを結ぶ長距離の本線を補完する役割も担っています。本線も本数が少ないので、時間帯によっては、オスロからトロンハイムまで、こちら経由になることもあります。そのため、長距離客の割合が高いローカル線となっています。
(撮影:2014年9月)