バルデヨフ Bardejov (スロヴァキア)
スロヴァキア北東部、ポーランド国境からも遠くない山あいの町、バルデヨフは、世界遺産に指定された広場や、古くから栄えた温泉があることで知られています。鉄道は、この地方の中心で県庁所在地である、プレショフ(Presov)から、単線の盲腸ローカル線がここまで延びていて、終着駅となっています。使われているのは、もっぱら2輌編成のレールバスです。このレールバスは1輌目にしか運転台やエンジンがないらしく、そのため、終着につくたびに、機関車の付け替えよろしく、1輌目と2輌目を入れ替えないといけません。なかなか手間のかかることを、今なお続けています。
思ったより大きな町で、駅の近くは家の建て込んだ所もありますが、駅付近の踏切のあたりから見れば、両側は鬱蒼たる林でした。そこへこうしてレールバスがやってきました。日本ではこんな感じの古いレールバスはほとんどなくなってしまったので、乗るのも見るのも楽しいひとときでした。
(撮影:2014年9月)