欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

リムリック・ジャンクション Limerick Junction (アイルランド)

アイルランドの首都ダブリン(Dublin)から第二の都市コーク(Cork)へ行く幹線から、第三の都市リムリック(Limerick)への支線が分岐する駅が、名前の通りの、ジャンクション駅、日本語に訳すならば、「リムリック分岐点駅」です。イギリスやアイルランドで、鉄道ができた頃、何もなかった所に分岐・乗り換え用にできた駅の駅名に良くあります。その中には、ロンドン郊外のクラパム・ジャンクション(Clapham Junction)のように、今や英国最大の列車本数と言われるほど大忙しで、街もすっかり成熟している所もあります。しかし、ここリムリック・ジャンクションは、今も乗り換えのための駅という感じで、駅周辺は見事に閑散としており、駅前に店の一軒すらありません。

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ダブリン発コーク行き列車の到着です。反対側に、リムリック行きの接続列車が待ち受けており、乗り換え客が大勢降りてくるのですが、ここから乗る人は少ないです。それまで飼い主の方を向いて寝そべっていた犬が、列車の到着に興味を示しました。ご主人が降りてくるのを知っているからなのか、それとも鉄道ファンの犬なのでしょうか。

(撮影:2012年8月)