ボイコヴィチェ Bojkovice (チェコ)
ボイコヴィチェは、チェコ南東部、スロヴァキアとの国境近くにある人口5千人足らずの小さな町です。中世末期にハンガリー軍の侵略を受けた歴史があります。このあたりの鉄道は、19世紀に開通した歴史ある路線ですが、旧態依然としており、今は短い編成の客車鈍行列車が走っています。風景は比較的平凡ですが、昔ながらの汽車旅が味わえます。
訪れた日は秋晴れの良い日でした。特に急がない人がのんびりと鉄道を利用して移動している印象がありましたが、もとより用事があって乗っている地元の人がほとんどなので、本音としては近代化やスピードアップを望んでいるのかもしれません。とはいえ、ゆっくり座っていけるし、乗り心地が悪いわけでもありません。個人的には、こんな汽車で毎日通勤してみたいです。
(撮影:2011年10月)