コリーン Kolín (チェコ)
首都プラハから55キロという、遠すぎず近すぎずの街、コリーンは、歴史的な古い街並みも残っているものの、今は工業都市のイメージが強い都市です。とりわけ重要なのが、日本のトヨタとフランスのプジョーが合弁で設けた自動車工場であり、今はそれが街の経済を支えていると言っても過言ではありません。
コリーンは、プラハから東へ向かう幹線上の主要駅です。ここで分岐する路線もあり、活気があります。モダンな電車からローカル気動車、そして旧型客車列車まで、チェコの様々な車輌を見ることができます。しかし駅前は昔ながらの古びた街並みで、古く落ち着いた雰囲気の建物も多く、工業都市らしからぬ、旅人を和ませてくれる風情も合わせもっていました。
(撮影:2011年10月)