欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

アルブフェイラ Albufeira (ポルトガル)

大西洋に面したポルトガル南部の町、アルブフェイラのあたりは、ヨーロッパ大陸の中では南国の雰囲気が強く出ている温暖な地域です。アルブフェイラは人口2万。白壁の家が並ぶ小リゾート地の雰囲気ですが、もともとは素朴な漁師町で、その名残りも感じられ、例えばスペインのマラガあたりに比べると、まだまだ俗化されていません。綺麗な砂浜もあり、物価の安さもあって、北部ヨーロッパからのリゾート客が年々増えているそうです。

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駅は残念ながら、街や海岸から遠い内陸にあります。市街地まで2キロ以上、海までは3キロ余りあるでしょう。駅舎内にバーがあって、駅前にはキヨスクのようなお店が1軒程度で、街との間はバスやタクシーが連絡しています。それでも観光客の乗降も見られます。駅舎は古いですが、跨線橋は最近できたと思われる、モダンなデザインです。ポルトガル独特のステンレスの客車列車が発車していくところですが、このタイプの客車も段々と少なくなっているようです。

(撮影:2012年4月)