欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

ヘールレン・デ・キッセル Heerlen de Kissel (オランダ)

ヘールレン(Heerlen)は、オランダ南部のベルギーとドイツに挟まれたような地域、リンブルク(Limburg)地方にある人口9万ほどの都市です。海から割と遠く、標高が100メートルを超える、低地国オランダの中ではかなり高い所にある都市です。この地方はかつて鉱業で栄えた産業地域のため、マーストリヒト(Maastricht)を除けば観光地としては栄えていません。ヘールレンの街も特徴の薄い普通の商店街といった感じですが、国境が近いため、隣の国からの買い物客はそれなりに来るようです。

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このヘールレン・デ・キッセル駅は、ヘールレンから1.3キロの所に2007年に新設された、駅舎もない単線の無人駅です。オランダは鉄道利用度が高い国ですが、環境問題に敏感なお国柄なのか、さらに鉄道の利便性を高めようと、近年も新しい簡素な駅がこういったところに時おりできています。利用者は駅近くの住人ぐらいではないかと思います。

(撮影:2012年9月)