欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

ロイウスドルフ Leubsdorf (ドイツ)

ライン川沿岸のボン(Bonn)とコブレンツ(Koblenz)の間といえば、ドイツの中でも都市化が進んだ開けた所を想像します。しかし実際に行ってみれば、思った以上に田舎の風景も多くみられます。この駅はライン川右岸にあり、地図で見ると駅の目の前に川がありそうだったので、降りてみました。実際には間に国道が走っていますが、その国道を渡れば、確かにすぐに河畔に立つことができました。しかし、ここでのライン川の風景はまことに渺茫たる、とりとめのない眺めで、天候のせいもあってか、素晴らしいものとは言えませんでした。こういう所は降りるのではなく、車窓から眺めるぐらいがちょうどいいのかもしれません。なお、この駅から直線距離で1.5キロほどの、ライン川左岸には、ジンツィッヒ(Sinzig)という駅があります。しかし、この前後にはライン川を渡る橋が全くないため、行こうとしても、徒歩では不可能で、列車でも車でも、相当な大回りをしなければなりません。

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この路線は普通列車が基本です。冬の閑散期だからか、乗客も短距離乗車の地元客ばかりでした。夏は観光客も乗るのでしょうか。やってきた列車は電気機関車が牽引する、モダンな2輌の2階建て客車でした。こういう列車が当たり前に見られるのがドイツの鉄道の特徴です。今も客車を新造しているようで、今後も客車列車の活躍は続きそうです。

(撮影:2012年1月)