エッシュ・シュル・アルゼット Esch-sur-Alzette (ルクセンブルク)
ルクセンブルク第二の都市、エッシュ・シュル・アルゼット は、ルクセンブルク南部のフランス国境近くにあります。このエリアはかつては重工業や鉱業で栄えました。そういう地域なので、観光客の姿はほとんど見られませんが、今日、ルクセンブルクがEUトップクラスの豊かな国になったのは、この地域あってこそだと思います。今はそれらも衰退し、学園都市として再生を図っているようですが、首都ルクセンブルクにも近いので、街自体は寂れた感じもありません。
際立った特徴もない、どこにでもありそうな駅ですが、近距離列車しか発着しない割には重厚なたたずまいです。ホームは2面3線。広くて長く、乗降客も多く、側線も多く、そこに貨車が停まっています。かつての産業地帯の中心駅だった面影が感じられる駅です。
(撮影:2012年9月)