欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

ボスコープ Boskoop (オランダ)

チーズで有名なゴーダ(Gouda)の隣町、ボスコープは、人口1万5千の、格別の特徴はないオランダ内陸部の町です。しかし地図で見ると、町内には無数の水路が縦横に張り巡らされているのに驚きます。もっともここはオランダ。内陸だろうが何だろうが、どこへ行っても低い土地があり、水路があるという国です。

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オランダはスイスと並んで鉄道の利用率が高い国です。どこも平坦なので、自転車にも適するため、自転車ごと列車に乗る人も多いです。この路線は、ゴーダとアルフェン・アーン・デン・レイン(Alphen aan den Rijn)を結ぶ、20分程度の短い単線の路線で、4輌編成の電車が30分に1本走っています。2編成あって、それがここボスコープで行き違うという単純明快なダイヤで、終日に渡って運転されています。昼間乗ったら空いていました。今の日本のJRなら、2輌編成ぐらいにしてしまいそうですが、その点こちらは大らかなのか、結果的には空いていて快適なサービスを提供してくれます。

(撮影:2013年6月)