ラメツィア・テルメ・チェントラーレ Lamezia Terme Centrale (イタリア)
ラメツィア・テルメは、南イタリアの海沿いにある町で、ローマからナポリを経て半島南端へ、さらにフェリーを介してシチリア島へと通ずる幹線上の途中駅です。駅としてはさほど大きくなく、駅前も狭くて田舎町の風情ですが、この町には空港があります。高速鉄道未発達の南イタリアでは、国内線も含め、航空需要が高く、この町で鉄道と飛行機を乗り継ぐ人もいるようです。
ここはどうして中央駅であるチェントラーレ(英語のセントラルに相当する語)がついているんだろうと思いました。この語は通常は、ミラノとかナポリなど、大都市にあって複数のターミナルがあるような駅につくと思っていたのですが、調べてみると、ラメツィア・テルメから出るローカル支線に2つほど、ラメツィア・テルメで始まる駅があるため、こうなったのだそうです。けれどもそのローカル線も、行った時は全便がバス代行でした。このまま廃止されるのかどうかはわかりません。
(撮影:2012年12月)