欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

プチョフ Púchov (スロヴァキア)

プチョフは人口2万ほどの小規模な工業都市です。スロヴァキアの国内主要都市を結ぶ幹線に、チェコからの路線が合流する所にあるため、鉄道面では主要駅の一つです。構内はそこそこ広いものの、旅客駅の格としてはそれほど高くないようで、駅舎に面した1番ホームを除くと、東欧に良く見られる狭い簡易ホームが並んでいるだけです。跨線橋も地下道もなく、旅客は構内踏切を通ってホームと駅舎を行き来します。

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優等列車も停車する駅で、その発着時はそこそこの乗降客が見られます。それらが出た後、奥のホームでポツンと発車を待っている、小型2輌編成の旧型気動車がありました。もちろん各駅停車ですが、国境を越えて、チェコのホルニー・リデチュ(Horní Lideč)まで行く国際列車です。車輌もチェコスロヴァキア時代から使っていそうな古い味のあるものです。こういう列車を見ると、つい乗りたくなってしまいます。

(撮影:2011年10月)