シフランジュ Schifflange (ルクセンブルク)
ルクセンブルク南西部、フランスと国境を接するエリアは、昔から鉱工業地帯です。ここシフランジュにも大きな鉄鋼の工場があり、業界では有名だそうです。首都ルクセンブルクにも近いので、駅周辺はどちらかと言うとベッドタウンという感じが強く、特に工業地帯らしさは感じません。
冬の夕方、当駅16時51分発ルクセンブルク行き普通列車が、2階建て3輌編成の新型電車で到着です。小さな国の小さな国鉄ですが、その割には色々な車種があり、このような電車もあれば、客車列車に当たることもあります。ご覧の通り、線路は右側通行。右側通行のドイツと、左側通行のフランス・ベルギーに挟まれたルクセンブルクは、乗り入れ先にあわせている部分もありますが、この路線がフランスとベルギーにつながっているのに右側通行であるということは、ルクセンブルクも基本は右側通行なのですね。そんな細かいことも気になる、大国に挟まれた小国の鉄道旅行です。
(撮影:2011年1月)