欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

カイシヤドーリス Kaišiadorys (リトアニア)

カイシヤドーリスは、人口1万人ほどの町です。リトアニアの国内鉄道路線網では主要な駅で、20世紀、町は鉄道とともに発展してきました。首都ヴィルニュス(Vilnius)から第二の都市カウナス(Kaunas)へ行く路線と、第三の都市クライペダ(Klaipėda)へ行く路線が、ここで分かれています。と言っても、前者が16往復、後者に至っては3往復しかありません。それでも駅構内は広く、沢山の側線があり、そして見事な古い立派な塔がありました。上半分は木造のようです。信号塔のようでもあり、給水塔にも見えます。

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列車を降りた客のほとんどは、真面目に跨線橋を渡っていました。しかし見ていると3名ほど、線路を横切っていました。これは上り列車から見た駅の裏側で、下り本線を横切っていかないといけないので、危険ではあります。国によってはこういった行為は見つかると大変なことになりますが、リトアニアはまだこのあたりが甘いようです。踏切でない所を横切って横断する人も多いようで、乗車中の列車が警笛を鳴らすと、横断したおじさんが、大丈夫だよ、と運転士に向かって笑顔で手を振ったりもしていました。

(撮影:2013年3月)