ヴァウブジフ・シュツァビェンコ Walbrzych Szczawienko (ポーランド)
ヴァウブジフは、ポーランド南西部にある中都市です。ヴロツワフ(Wroclaw)から70キロほど南にあり、旧態依然としたコンパートメントの鈍行客車列車で1時間半ほどかかります。その昔は炭鉱で栄え、今は自動車工業が主という産業都市です。両都市の交流は深いようで、ヴロツワフからの列車は、最初は混んでいても、ヴァウブジフ市内の3つの駅で大半の客が降りてしまいます。私は二度乗りましたが、二度ともそうでした。その市内3つの駅のうち最初に停まるのが、市の北部にある、ここシュツァビェンコ駅です。古い汽車に、大きいけれど荒れた感じの駅舎。いずれは取り壊されて簡易駅舎になるのでしょうが、まだまだあちこちに健在の、一昔前の鉄道の隆盛時代を想像させる風景です。
それにしても、ポーランド語にはなかなか慣れず、発音ができません。とにかく子音が多い。よくこんなに沢山、子音ばかり発音していられるな、と、失礼かもしれませんが、妙な所で彼らに感心してしまいます。
(撮影:2012年1月)