欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

エヒト Echt (オランダ)

日がすっかり落ちた島式ホームの駅に、スプリンターが停まります。スプリンターとは、オランダ国鉄で各駅停車を指す名称のようですが、主に南部地域を走るこの車輌につけられた愛称でもあるようです。英語で短距離走者という意味がありますが、オランダ語でも同じなのでしょうか。オランダはヨーロッパの中では全般的に列車密度が高い国で、日本の都市圏同様の緩急接続も割と多く見られます。このローカル列車も、30分に1本のインターシティーと、途中駅で接続し、インターシティーの停まらない小駅にも、同じく30分に1本のサービスを確保しています。

f:id:localtraineurope:20141002080026j:plain

本数は多くても、インターシティーから乗り換えるスプリンターは、編成も短く、ガラガラで、ローカル線のムードもたっぷり。しかし、少ないなりに、各駅での乗降客がきちんと見られます。鉄道がしっかりと役立つ交通機関として使われているのに出合うと、やはり何となく嬉しくなります。

(撮影:2012年9月)