欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

ロスレア・ユーロポート Rosslare Europort (アイルランド)

ロスレア港は、アイルランドの南東端にある港で、イギリスやフランスへのフェリーが発着する場所です。島国アイルランドにとって、港としての機能は重要で、かつてはロンドン方面とアイルランド南部を行き来する人の多くがここを経由したそうですが、今はも…

セトゥーバル Setubal (ポルトガル)

セトゥーバルは、リスボンの南、約40キロに位置する都市です。リスボンからの鉄道の便も良好で、多くの列車がここを終着としています。セトゥーバルから先へも線路は伸びていますが、幹線ルートではないため、ずっと本数が減ります。駅は歴史は古いはずです…

ローザンヌ Lausanne (スイス)

スイスの西部はフランス語圏で、いくつかの中規模な都市が並び、チューリッヒあたりとは雰囲気も異なる独自の文化圏を築きあげています。その都市の一つがここローザンヌで、国際オリンピック委員会の本部があることから、ニュースでも良く耳にする都市では…

アルシュ Arches (フランス)

モーゼル川上流域のヴォージュ地方は、特に険しい地形ではありませんが、良質の木材などを産する緑豊かな地域です。アルシュ は小さな駅ですが、駅員もいました。駅周辺は、絵本に出てくるような小さな教会がある小さな集落で、休日の昼下がり、時間が止まっ…

ボスコープ Boskoop (オランダ)

チーズで有名なゴーダ(Gouda)の隣町、ボスコープは、人口1万5千の、格別の特徴はないオランダ内陸部の町です。しかし地図で見ると、町内には無数の水路が縦横に張り巡らされているのに驚きます。もっともここはオランダ。内陸だろうが何だろうが、どこへ行…

バーンズリー Barnsley (イギリス)

バーンズリーは、ヨークシャー州北部の人口7万の都市です。かつては炭鉱があり、ガラス工業で知られた産業都市だったようです。北はリーズ(Leeds)、南はシェフィールド(Sheffield)を結ぶ南北の路線が一応の幹線で、西へ単線の支線が分岐しているものの、…

カマレーラ Camallera (スペイン)

スペイン北東部の地中海岸から少し内陸を走る幹線の途中の小駅です。特に観光客などが降りそうな所でもなく、線路の片側は小さな集落、反対側は畑が広がっていました。鉄道は町の人の足としては、そこそこ利用されているようで、発車時刻が近づくと、三々五…

エルスタル Herstal (ベルギー)

ワロン地方リエージュ州にあるエルスタルは、独立した街で、その昔は重工業で栄えたそうです。しかし今はリエージュの都市圏に含まれる郊外の古びた町という印象が強い、というよりも、駅周辺を歩く限りでは、そんな印象しか残りませんでした。駅もホームば…

ゴーベルスミュール Goebelsmuhle (ルクセンブルク)

ルクセンブルク北部、ベルギーへとつながる路線は、途中、単線区間もある実質ローカル線で、運転本数は国内区間が1時間に1本、うち2時間に1本が国境を越えてベルギーのリエージュまで走っています。途中には山峡の寂しい無人駅がいくつかありますが、概して…

チェデゴロ Cedegolo (イタリア)

スイス国境に近い、イタリア北部。ブレシア(Brescia) から北上し、エドロ(Edolo) までの100キロ余りをひたすら北上する長大ローカル盲腸線です。トレノルドという私鉄です。その終着に近い山間部に、この駅はあります。チェデゴロは小さな集落で、駅に併…

ロガテツ Logatec (スロヴェニア)

スロヴェニアの首都リュブリアーナ(Ljubljana)から南南西へと下りていく複線電化の路線は、イタリアやクロアチアにも通じる、この国ではそれなりの幹線です。しかし地形の関係もあるのか、羊腸の、とまでは言いませんが、かなり曲がりくねって遠回りをして…

アーヘン・ハウプトバンホフ Aachen Hbf (ドイツ)

ドイツで一番西にある都市、世界遺産の大聖堂でも知られるアーヘンは、欧州の都市名をABC順に並べるとトップに来る都市でもあります。市のはずれにベルギーとオランダとの国境があります。鉄道面では、ドイツ国内のケルン方面への始発駅であるほか、最近はブ…

ビルニチェ Bylnice (チェコ)

ビルニチェは、スロヴァキア国境に接した小さな集落で、ローカル線同士が分岐合流したところです。かつては同じ国だったスロヴァキアの隣町とも、交流が薄いのでしょうか。国境を超える列車は段々と減らされてしまったようで、今、定期旅客列車は何と1週間に…

ガイス Gais (スイス)

スイス北東部に数路線の狭軌路線を巡らすアッペンツェラー鉄道(Appenzeller Bahnen)は、アルプスの高地を登り詰めるような雄大さはありませんが、牧歌的なスイスの農村地帯を上り下りしながらトコトコと走る、可愛らしい軽便鉄道です。アッペンツェラーは…

トゥア Tua (ポルトガル)

ポルトワインで知られるポルトガル北部の過疎地帯、ドウロ川中流域にある、トゥア駅 です。つい最近まで、ここから狭軌の支線が出ていた乗換駅でした。しかしそれも数年前に廃線となり、朽ち果てゆく廃車輌が放置されていて、哀愁をそそります。元分岐駅と言…

エンクホイゼン Enkhuizen (オランダ)

アムステルダムから列車で約1時間。エンクホイゼンは、オランダ北東部のアイセル湖に面した港湾都市です。知識なしに地図を見て確かめると、北海の湾の一つかと思いますが、これが淡水湖だというのに驚きます。 頭端式の立派な終着駅です。駅前もホームのす…

ペリー・バー Perry Barr (イギリス)

誰もが名前を知っている主要都市でも、観光客には人気がない、どの国にもそんな街があります。イングランドでそれを代表する都市は、多分バーミンガム(Birmingham)でしょう。細かく見れば興味深い名所も色々とあるのですが、ほとんどのイギリス人にとって…

ホッホツィルル Hochzirl (オーストリア)

ツィルル(Zirl)は、チロルの中心都市インスブルック(Innsbruck)の東隣にあるマーケットタウンです。インスブルックのベッドタウンにもなっているようで、それなりの人口があります。この町には駅が2つあります。一つが東西を貫く幹線のツィルル駅で、イ…

ヴォルメランジュ・レ・ミーヌ Volmerange-les-Mines (フランス)

小国ルクセンブルクの首都ルクセンブルク市は、隣接するフランス、ドイツ、ベルギーのいずれの国からも通勤圏にあります。さほどの大都市とも言えませんが、この地域一帯では近隣諸国も含めてそれなりの中心性があります。ヴォルメランジュ・レ・ミーヌ とい…

パケネ Pakenė (リトアニア)

パケネは、リトアニアの首都ヴィルニュス(Vilnius)から列車で5駅32分。といっても、本数は1日に下り5本、上り6本しかありません。しかもたった一輌の気動車列車です。列車はその次のケナ(Kena)が終点です。ケナは、ベラルーシとの国境駅。ローカル列車以…

ワルシャワ・スタディオン Warszawa Stadion (ポーランド)

欧州大陸の北東部に大きな位置を占める平原の国ポーランド。そのポーランドのほぼ中央を、南から北へ流れ、バルト海に注ぐポーランド一の大河が、ヴィスワ川です。それが、ど真ん中にある首都ワルシャワを貫通しています。 3月中旬のワルシャワは、まだ冬で…

ピサラ Pizarra (スペイン)

ヨーロッパ中から太陽を求めるリゾート客を集める一大拠点に成長した、アンダルシア地方の中心都市マラガ(Malaga)。その中心駅から、海岸沿いに行く電車は空港を通り、フェンヒローラ(Fuengirola)まで、30分に1本という高頻度運転です。その合間に、ぐっ…

ラグーザ Ragusa (イタリア)

イタリア最南端に近い、シチリア島南部にある ラグーザ は、石灰岩の丘の上に中世バロック様式の旧市街が広がる街で、世界遺産にも指定されています。列車はさらに高い所を通り、車内からもその旧市街の絶景を見下ろすことができます。 しかしシチリア島のロ…

ゲロルシュタイン Gerolstein (ドイツ)

ゲロルシュタインは、ドイツ西部、ベルギー国境近くで、ルクセンブルクもオランダも遠くないという所にある中規模な町です。ゲロルシュタイナーというミネラルウォーターの生産地として知られています。ケルン(Koln)からトリアー(Trier)まで、182キロを…

ルンゲルン Lungern (スイス)

スイスのほぼ中央あたりに、ルンゲラー湖という小さな湖があります。その湖畔の町が、ここルンゲルンです。インターラーケン(Interlaken)とルツェルン(Luzern)を結ぶ狭軌私鉄のツェントラルバーン(Zentralbahn)が通っています。そこそこ観光地にもなっ…

バーズ Bures (イギリス)

ロンドンから北東へ向かう幹線に乗ると、コルチェスター(Colchester)の一つ手前に、マークス・テイ(Marks Tey)という駅があります。ここから北へ向かう3駅だけの盲腸支線が出ているので、乗ってみました。2輌編成の気動車です。全線完乗を目指すなら、当…

ストジェリチェ Střelice (チェコ)

ストジェリチェは、チェコ第二の都市ブルノ(Brno)から11キロほどの所にある小さな村です。とはいえ、主要都市から11キロしかないので、ベッドタウンとしての機能もあると思われます。 ブルノから夕方のローカル気動車に乗って、ここで降りてみました。広く…

ディーレン Dieren (オランダ)

オランダといえば、国土が全体に平坦なため、自転車が良く利用されている国として知られます。ディーレンは、オランダ東部の内陸部にある人口1万5千人ほどの地味な町です。この町には、オランダ有数の大きな自転車工場があり、年間30万台の自転車を製造して…

クレーブラッハ・リント Kleblach-Lind (オーストリア)

オーストリアはどこに行っても山に囲まれている国です。クレーブラッハ・リントは、その南部、ケルンテン州の山里にある人口千人余りの小さな村です。ドナウ川の支流、ドラーヴァ川の上流部で、少し先へ行くと東チロル地方になります。 4輌編成の電車ですが…

オロ・ウオスタス Oro Uostas (リトアニア)

オロ・ウオスタスとは、リトアニア語で「空港」を意味する普通名詞です。空港のことをその国の言葉で何と言うか、利用するなら知っておくべき旅の基本だろうとは思いますが、ラテン系の国々なら、英語の「Airport」を知っていれば、何となく想像がつきます。…

ベルトリ Bertrix (ベルギー)

ベルギー南東部のリュクサンブール州にあるベルトリは、人口8千人ほどの、格別の特色もない町です。しかし鉄道面で見ると、ローカル線同士の分岐駅として、そこそこ広い構内を有しています。ベルギーは小さい国土に比較的稠密に鉄道網が張り巡らされており、…

アグドゥ Agde (フランス)

フランス南部の地中海沿いにある町、アグドゥは、かつては第一次産業が主流だったようですが、今はビーチを中心とした観光地としても知られつつあるそうです。 日本では私鉄を中心に、珍しくもない、分岐路線のない複線区間での2面4線ホーム。通常は内側の本…

アセンライ Athenry (アイルランド)

ゴールウェイ(Galway)州にあるアセンライは、小さいながら小さな中世の城などを有する歴史の町として、ひそかに知られています。農業の盛んな地域ですが、アイルランド西部の代表都市ゴールウェイ市のベッドタウンとしても機能しています。 アイルランドの…

ヘレス・デ・ラ・フロンテラ Jerez de la Frontera (スペイン)

スペイン南西部のアンダルシア地方は、冬でも温暖で、日没がとても遅いので、陰鬱な冬が続く高緯度の北ヨーロッパ人の避寒地として人気があります。この町は、有名なゴンサレスなど、いくつものシェリー酒の醸造所があることで知られています。シェリー酒は…

スボティツァ Subotica (セルビア)

スボティツァ は、セルビアの最北部、ハンガリーと国境を接する街で、14万人余りの人口を有するセルビア第5の都市です。立地上、多民族都市としての長い歴史を有しています。セルビアに属する今も、セルビア人よりはハンガリー人の人口が多く、クロアチア人…

ヘルガッツ Hergatz (ドイツ)

ヘルガッツは、ドイツのバイエルン州にある小さな村です。オーストリアとスイスとの3国にまたがるボーデン湖に近いですが、観光地として賑わう湖畔の町とは雰囲気も大きく違い、地味で渋い穀倉地帯という感じがあります。行き止まりの終着駅リンダウ(Lindau…

ワイ Wye (イギリス)

ワイは、イングランド南東部、ケント州にある小さな村です。外国人が来るような観光地ではありませんが、歴史のある静かで環境の良い村として、イギリス人の間では住みたい村の上位にランクされるそうです。ロンドンも遠すぎず近すぎずで、豊かな農村風景が…

アルデッツ Ardez (スイス)

スイスの一番東、ウンターエンガディン(Unterengadin)地方の山里にある、レーティッシュ鉄道の駅です。当駅の標高は1431メートルです。このあたりはスイスの中でも少数言語であるロマンシュ語圏で、他の地域と違う独特の文化や風習も残っています。 クール…

ラメツィア・テルメ・チェントラーレ Lamezia Terme Centrale (イタリア)

ラメツィア・テルメは、南イタリアの海沿いにある町で、ローマからナポリを経て半島南端へ、さらにフェリーを介してシチリア島へと通ずる幹線上の途中駅です。駅としてはさほど大きくなく、駅前も狭くて田舎町の風情ですが、この町には空港があります。高速…

ハラコフ Harrachov (チェコ)

ポーランド国境に近い高原の駅ハラコフは、冬はスキー場で知られる豪雪地帯です。単線にホーム一面という典型的なローカル線の駅ですし、駅周辺には人家も僅かしかありません。しかし運行上は、2つの路線の起終点という扱いになっています。 ポーランドのシ…

ドゥゴ・セロ Dugo Selo (クロアチア)

首都ザグレブ(Zagreb)から20キロの郊外にある衛星都市、ドゥゴ・セロは、人口1万人余りの農業の町です。ザグレブのベッドタウンにもなっているようですが、そんな感じもしないのんびりとした田舎の駅でした。東欧に多い、狭い簡易ホームが並んだ駅です。 …

リスボン・サンタ・アポローニャ Lisboa-Santa Apolonia (ポルトガル)

ポルトガルの首都リスボンにいくつかあるターミナル駅の中で、一番古い老舗の駅です。ポルトガル北部のコインブラ、ポルト方面へ向かう長距離列車はここが始発駅です。東京で言えば上野みたいな駅でしょうか。 それにしても、先進国の首都の都心に近いターミ…

ドルフガシュタイン Dorfgastein (オーストリア)

ザルツブルク州南部の山間部にある幹線の駅です。構造は日本の新幹線の途中駅に良くある、相対ホームで中間が追い越し用のホームの無い本線という形態です。優等列車も何本か停車しますが、列車本数はそれほど多くなく、2時間ぐらい列車が来ないこともありま…

トレデンバラ Torredembarra (スペイン)

トレデンバラは、カタルーニャ地方タラゴナ県にある人口1万人ほどの海辺の町です。広域的にはバルセロナ都市圏と言えそうですが、通勤するにはちょっと遠いというあたりです。高速新線は少し離れた山側を通過していますが、あちらはマドリッド、こちらはタラ…

プチョフ Púchov (スロヴァキア)

プチョフは人口2万ほどの小規模な工業都市です。スロヴァキアの国内主要都市を結ぶ幹線に、チェコからの路線が合流する所にあるため、鉄道面では主要駅の一つです。構内はそこそこ広いものの、旅客駅の格としてはそれほど高くないようで、駅舎に面した1番ホ…

ブリウド Brioude (フランス)

フランス内陸部にあり、農業が盛んなオーヴェルニュ地方にある駅です。ブリウドは人口7千人弱の地味なマーケットタウンです。近年、人口は漸減傾向にあるようです。路線はこの町を通り、フランスを縦断する亜幹線の一つで、オーヴェルニュ地方の中心都市、ク…

ザントフォールト・アーン・ゼー Zandvoort aan Zee (オランダ)

長いビーチとサーキットレースで知られるオランダ有数の海浜リゾート、ザントフォールトは、首都アムステルダムから直線距離で僅か15キロ。夏の間、北国の短い夏を楽しむ市民がどっと押し寄せます。しかし訪れた日は、夏の盛りの7月なのに、寒くて風も強く、…

イーグルスクリフ Eaglescliffe (イギリス)

もし今、ダーリントン(Darlington)からストックトン(Stockton)へ鉄道で行こうとすると、乗り換え駅になるのが、ここイーグルスクリフです。しかしここで乗り換えて鉄道で両駅を行き来する人は、もう非常に少ないようです。ダーリントンからの列車は、こ…

シフランジュ Schifflange (ルクセンブルク)

ルクセンブルク南西部、フランスと国境を接するエリアは、昔から鉱工業地帯です。ここシフランジュにも大きな鉄鋼の工場があり、業界では有名だそうです。首都ルクセンブルクにも近いので、駅周辺はどちらかと言うとベッドタウンという感じが強く、特に工業…

タタバーニャ Tatabánya (ハンガリー)

タタバーニャは、ハンガリーの首都ブダペストから東へ45キロにある中都市です。ウィーンへ行く幹線鉄道や国道が通っている交通の要衝です。さしたる観光名所もないので、降りた人は少ないでしょうが、この区間を鉄道で通り過ぎた人は結構いらっしゃるはずで…