欧州ローカル列車のブログ

欧州ローカル列車の旅 のブログ編です。 ヨーロッパ各地を鉄道で旅行した時の様子を、1枚の写真と簡単な解説とでご紹介しています。

リリエンフェルト・クランケンハウス Lilienfeld Krankenhaus (オーストリア)

ウィーンから西へ80キロ余りの幹線上に位置する都市、ザンクト・ペルテン。ここから南へ垂れ下がっている、ヨーロピアン・タイムテーブルにも掲載されていない盲腸ローカル線は、途中でさらに二つに分岐し、どちらも行き止まりの終着駅になります。こういう…

ノルトハイム Northeim (ドイツ)

オフシーズン平日の11時すぎ、ニーダーザクセン州の小都市ノルトハイム駅に、6輌編成プラス後押し機関車のローカル列車ハノーファー行きが入線です。このあたりは旧西ドイツの一番東に位置しています。町は静かで、天気も良く、紅葉が綺麗でしたが、目を見張…

コリントス Korinthos (ギリシャ)

ギリシャのペロポネソス半島へは、かつてはバルカン半島本土と異なる狭軌の路線がアテネからつながっており、のんびりと島を鉄道で一周することができました。しかしここ数年で標準軌への改軌と合わせて近代化工事が進み、徐々にモダンな電車が快走する普通…

ルクセンブルク Luxembourg (ルクセンブルク)

小国ルクセンブルクの首都であり最大都市であるのは、国名と同じルクセンブルク市。鉄道面でも完全な中心駅であり、国内各地への路線はこの駅から放射状に出ています。複雑な地形で谷間に旧市街が広がる町です。そのため、市街地からほど近い場所でも、田舎…

ドラメン Drammen (ノルウェー)

ドラメンは、ノルウェーの首都オスロから南西に約40キロ。市内人口6万強で、オスロ首都圏の終わりのような場所にあります。ドラメン川がフィヨルドの湾に流れ出る所にあって、駅も川に面していて眺めがいいです。 人口密度の低いノルウェーでは、鉄道の本数…

トゥルネ Tournai (ベルギー)

ベルギーのフランス語圏、それもフランス国境に近い都市、トゥルネの中心駅です。オランダ語ではDoornikという、似ても似つかぬ名前で、想像すらつきませんが、フランス語圏にある駅なので、駅名標などの案内はフランス語だけです。 少し前までのベルギーに…

コシチェ Kosice (スロヴァキア)

スロヴァキア東部にあり、同国第二の都市であるコシチェ。その中央駅にあたる、コシチェ駅です。それなりに広さはありますが、開放的なホームが並び、長閑な雰囲気が漂っています。駅は市街地とは少し離れていて、周囲に高い建物もありません。駅前はトラム…

カゲラップ Kagerup (デンマーク)

カゲラップは、同名の町を代表する駅ですが、駅と町が離れており、駅は寂しい森の中にあります。しかし歴史は古く、1880年の開業で、1897年にはここから分岐するもう1つの路線も開業しました。以来、線路が分岐しているため、かつてはここで分割併合も行われ…

バート・シャンダウ Bad Schandau (ドイツ)

ドイツ東部、チェコの国境に近いエルベ川沿いの温泉町、バート・シャンダウ駅です。ベルリン(Berlin)からドレスデン(Dresden)を経てチェコのプラハ(Praha)へ向かう国際列車が、ドイツ側で最後に停車する国境駅です。かつては出入国審査で長時間停車を…

グレンフィナン Glenfinnan (イギリス)

スコットランド西部、ウェスト・ハイランド線の終点に近い内陸部の、有名な橋梁のあるグレンフィナン駅です。夏は観光客で賑わうのでしょうが、1月の朝とあっては、人の気配もなく、雪景色の中、ひっそり閑としています。しかし何と、ホームに併設している小…

ブダペスト・デリ Budapest Déli (ハンガリー)

ハンガリーの首都ブダペストには、東駅、西駅、南駅の3つのターミナルがあり、北駅だけがありません。その中でも規模が一番小さいのがここ南駅です。ハンガリーはまだまだ客車列車の割合が高く、一番大きな東駅は、さながら数十年前の上野駅みたいですが、そ…

ジェチーン Decin (チェコ)

ジェチーンは、ベルリンとプラハを結ぶ幹線鉄道上にあるチェコの駅で、ドイツ国境に近いです。ドイツからの国際列車が最初に停車するチェコの駅で、それゆえ、鉄道の要衝として栄えてきました。ただ、チェコがシェンゲン協定に加盟してから、出入国審査機能…

モナコ・モンテ・カルロ Monaco Monte Carlo (モナコ)

ヴァチカンに次いで世界で二番目に面積の小さなミニ国家、モナコ。その国内唯一の鉄道駅が、ここ、モナコ・モンテ・カルロ駅です。かつて地上駅と地上路線だった頃は、モナコ駅とモンテ・カルロ駅は別に存在したそうです。駅は急峻な地形と高い人口密度を反…

ヒルフェルスム Hilversum (オランダ)

アムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)から29キロのヒルフェルスムは、鉄道の要衝の一つです。街としても栄えていて、アムステルダムへのベッドタウンだけでなく、企業もそれなりにあって、通勤目的地としての機能も強い街です。鉄道の要衝といっても…

クネオ Cuneo (イタリア)

イタリア北西部のピエモンテ地方にあるクネオは、標高500メートルを超える高原都市で、人口は5万余りです。周囲を高い山に囲まれており、爽やかな印象の街でした。すっかり暖かくなった5月の晴天の日でしたが、山々にはまだ残雪がたっぷり残っています。 こ…

ラサルテ Lasarte (スペイン)

ラサルテは、スペインのバスク自治州にある町で、ローカルには競馬場があることでも知られているそうです。隣接する主要都市は、サン・セバスチャン(San Sebastian)で、実質、そのベッドタウンとしての役割が大きな町のようです。 鉄道は狭軌1メートルゲー…

ニュー・ブライトン New Brighton (イギリス)

ニュー・ブライトンは、ロンドンの南にある英国きっての海浜リゾート都市ブライトン(Brighton)とは遠く離れた、リヴァプール(Liverpool)の近くにあります。文字通りで、ブライトンを意識して、第二のブライトンを狙ったと思われるネーミングの、後発の海…

オーシュ Auch (フランス)

オーシュは、トゥールーズ(Toulouse)から西へ、単線のローカル線で88キロ1時間半ほど。平凡で特徴の薄い農村地帯を淡々と走って着く、終着駅です。オーシュの街は、一応、地域の中心性もあり、人口も2万ちょっとあります。駅付近からも見える丘の上には、…

クリスチャンサン Kristiansand (ノルウェー)

クリスチャンサンは、ノルウェーでは最も南に位置する、人口9万弱、同国第5の都市です。首都オスロから列車で4時間半かかるため、飛行機と鉄道が見事に競合する区間です。線路はこの先、スタヴァンゲル(Stavanger)まで続きますが、ここクリスチャンサンで…

ミシュコルツ・ティサイ Miskolc Tiszai (ハンガリー)

ミシュコルツは、ハンガリー北東部にある、人口ではハンガリー第3の都市です。トカイワインの産地として知られています。長く製鉄などの工業都市として君臨しましたが、それゆえに現代では寂れがちな面もあり、どことなく活気を失った町という印象です。この…

キッツィンゲン Kitzingen (ドイツ)

キッツィンゲンは、バイエルン州北西部、マイン川のゆったりした流れに沿って、葡萄畑が広がる人口2万あまりの町です。今でこそワインの産地の一つとして知られ、長閑で平和な光景が広がっていますが、2006年まで米軍基地があり、また第二次大戦時には巨大な…

ヴェングリニェツ Węgliniec (ポーランド)

ポーランド西部、ドイツに近い鉄道のジャンクションです。町は小さいですが、駅構内は広く、きっとかつてはもっと鉄道の町として活気があったのではと思わせます。第二次大戦まではこのあたりはドイツに属していたということです。 ヴロツワフ(Wrocław)発…

リブニシュチェ Rybniště (チェコ)

リブニシュチェは、チェコ北西部、緑に囲まれた人口僅か700人ほどの小さな村です。これといった特徴もなく観光客も来ない田舎ですが、駅は鉄道のジャンクションとして、そこそこの乗り換え客があり、駅員も常駐しています。駅舎も立派です。 2012年1月にここ…

ヴィルフランシュ・シュル・メール Villefranche-sur-Mer (フランス)

ヴィルフランシュ・シュル・メールは、古くからの地中海岸の保養地として名高いニース(Nice)の2駅ほどモナコ(Monaco)寄りにある小駅です。優等列車は通過しますが、近距離を走る普通列車は本数が多く、利用者もパラパラと見られます。駅のニース寄りはす…

チュンセット Tynset (ノルウェー)

人口5千人あまりの内陸部の町、チュンセットにある鉄道駅です。北欧の内陸なので、冬は数ヶ月に渡って氷点下が続くそうですが、その分、夏は爽やかで快適です。このあたりは伝統的に農牧や林業が盛んだったようですが、今はいずこも同じで、第三次産業が主流…

バルデヨフ Bardejov (スロヴァキア)

スロヴァキア北東部、ポーランド国境からも遠くない山あいの町、バルデヨフは、世界遺産に指定された広場や、古くから栄えた温泉があることで知られています。鉄道は、この地方の中心で県庁所在地である、プレショフ(Presov)から、単線の盲腸ローカル線が…

シックスマイルブリッジ Sixmilebridge (アイルランド)

シックスマイルブリッジは、アイルランド中部の典型的な農牧地帯にある小さな村です。かつては駅はありませんでしたが、ローカル列車の利用促進のためでしょうか、2010年にリムリック(Limerick)とエニス(Ennis)の間の唯一の途中駅として開業しました。し…

ティスヴィレライ Tisvildeleje (デンマーク)

ティスヴィレライは、デンマークの首都コペンハーゲンから北北西に約60キロの距離にある、海辺の村です。一般の知名度は低いですが、ローカルにはビーチがあることで知られているようで、ホテルなどもあります。しかし夏でも涼しい国ですから、ビーチが賑わ…

過去記事復元作業終了と新規記事投稿開始について

9月30日付け当ブログでお知らせしましたように、以前のアメブロで消えてしまった過去の記事を、当時と同じ日付でこのブログに復活させる作業を行いました。 このたび終了しましたので、これから新たな記事の投稿を開始します。 但し、以前のアメブロ時代のペ…

欧州ローカル列車のブログ復元作業について

このブログは、ウェブサイト 欧州ローカル列車の旅 を補足する目的で、2012年10月に、アメーバブログ ameblo.jp/localtraineurope で開設し、しばらくの間、少しずつ記事を追加していました。しかし何故かある日突如、アメーバブログの記事が完全に消えてし…

ソラレス Solares (スペイン)

スペイン北部、カンタブリア地方にあるソラレスは、サンタンデール(Santander)の東20キロの郊外にある小さな町です。同名のミネラルウォーターの工場があるそうで、それで地域の人には知られているようです。このあたりまでがサンタンデールの都市圏、通勤…

アルレスフォード Alresford (イギリス)

エセックス州コルチェスター(Colchester)の郊外にある駅です。コルチェスターはイギリスでも古い歴史を有する街ですが、今は列車が速くなり、ロンドンまで50分で行けるので、ロンドンへ長距離通勤する人も少なくありません。ですがそれでも、ロンドン郊外…

シネイ Ciney (ベルギー)

ナミュール(Namur)とルクセンブルク(Luxembourg)の間にある、シネイという小さな町の駅です。やはりビールの国ベルギーだけあって、町にはビール醸造所があり、シネイというブランドのビールを作っています。駅は分岐する路線もない中間駅ですが、追い越…

コリーン Kolín (チェコ)

首都プラハから55キロという、遠すぎず近すぎずの街、コリーンは、歴史的な古い街並みも残っているものの、今は工業都市のイメージが強い都市です。とりわけ重要なのが、日本のトヨタとフランスのプジョーが合弁で設けた自動車工場であり、今はそれが街の経…

アルブフェイラ Albufeira (ポルトガル)

大西洋に面したポルトガル南部の町、アルブフェイラのあたりは、ヨーロッパ大陸の中では南国の雰囲気が強く出ている温暖な地域です。アルブフェイラは人口2万。白壁の家が並ぶ小リゾート地の雰囲気ですが、もともとは素朴な漁師町で、その名残りも感じられ、…

キシュクンハラシ Kiskunhalas (ハンガリー)

ハンガリー南部の南大平原地方にある街、キシュクンハラシは、人口3万弱で、平原の中に古くから開けた所のようです。首都ブダペストから南下して国境を越えてセルビアへ行く幹線鉄道に、支線が分岐する、鉄道の要衝です。名産品のレース網みでも知られていま…

ヘールレン・デ・キッセル Heerlen de Kissel (オランダ)

ヘールレン(Heerlen)は、オランダ南部のベルギーとドイツに挟まれたような地域、リンブルク(Limburg)地方にある人口9万ほどの都市です。海から割と遠く、標高が100メートルを超える、低地国オランダの中ではかなり高い所にある都市です。この地方はかつ…

ロイウスドルフ Leubsdorf (ドイツ)

ライン川沿岸のボン(Bonn)とコブレンツ(Koblenz)の間といえば、ドイツの中でも都市化が進んだ開けた所を想像します。しかし実際に行ってみれば、思った以上に田舎の風景も多くみられます。この駅はライン川右岸にあり、地図で見ると駅の目の前に川があり…

ブレゲンツ Bregenz (オーストリア)

ブレゲンツは、オーストリア西部の細長い部分の一番北西の角にある国境の町です。ドイツとスイスの国境が近いものの、国境を越えても言語が変わらないため、外国というハードルは、一般に低い欧州の中でもかなり低そうです。町はボーデン湖の湖畔にあり、観…

ビアリッツ Biarritz (フランス)

ビアリッツは、フランス南西部の大西洋岸、スペイン国境に近い所に位置する、この地方では良く知られた保養都市です。空港もあって、ヨーロッパ各地から案外多くのフライトがあります。ビアリッツの町の中心は海に面しているのですが、鉄道駅はそことは2キロ…

パドヴァ Padova (イタリア)

多くの観光客が訪れる北東イタリアの古都、パドヴァです。鉄道の面でも路線が分岐合流する結節点となっており、周辺にもボローニャやベネツィアなどの都市があるため、ここで乗り換えたことのある人も多いでしょう。私はかなり昔、この駅の近くで1泊しました…

イルン・フィコバ Irun Ficoba (スペイン)

スペインとフランスの国境の鉄橋です。両国の国鉄は線路幅が違うため、昔から列車の直通が面倒で、この区間も国境を越える列車はわずかです。それを補うかのように、1メートルゲージのスペインのバスク鉄道が、この橋を渡ってフランスの国境駅アンダイア(He…

ザーネン Saanen (スイス)

ベルン州南部の山村の一つ、ザーネンは、1904年にモントロー(Montreaux)からの狭軌鉄道が延びて以来、観光開発も進んだそうですが、もともと山村型農業が盛んなエリアです。険しいアルプスの山々とはまた違った、牧歌的なの雰囲気の強い地域で、これもまた…

ホルネー・スルニェ Horne Srnie (スロヴァキア)

スロヴァキア北西部にある国境駅、ホルネー・スルニェです。駅の南にある小さな村の名前で、人口は3千人弱ということです。きっと観光客など来ないけれども、平和で静かな所なのでしょう。スロヴァキア国内の短距離ローカル列車が、朝夕を中心に一日数往復あ…

グロジスク・ヴィエルコポルスキ Grodzisk Wielkopolski (ポーランド)

ポーランド第五の都市ポズナン(Poznań)から南西へ、ヴォルシュティン(Wolsztyn)へと向かう単線のローカル線の、途中では一番大きな町が、ここグロジスクです。いかにもポーランドという感じの平坦な平原の中にある小さな町です。かつてビールの生産地と…

レディーバンク Ladybank (イギリス)

この何気に意味ありげな駅名は、スコットランドのエディンバラ(Edinburgh)から北上した内陸部にある駅です。ダンディー(Dundee)、アバディーン(Aberdeen)といったスコットランド東部の主要都市へ行く複線の路線から、パース(Perth)へ行く単線の支線…

トゥルンホウト Turnhout (ベルギー)

人口4万に及ぶトゥルンホウトは、大きな町ではないものの、独立した市であり、駅周辺もそれなりに活気が見られます。鉄道は盲腸線の終着駅になっています。意外な産業として、世界最大のトランプ製造会社がこの町にあるそうです。この駅からバスで20分ほど行…

エッシュ・シュル・アルゼット Esch-sur-Alzette (ルクセンブルク)

ルクセンブルク第二の都市、エッシュ・シュル・アルゼット は、ルクセンブルク南部のフランス国境近くにあります。このエリアはかつては重工業や鉱業で栄えました。そういう地域なので、観光客の姿はほとんど見られませんが、今日、ルクセンブルクがEUトップ…

クトナー・ホラ・ムニェスト Kutná Hora Město (チェコ)

チェコの街の多くは戦争で焼けなかったため、今なお古くからの風情を残した綺麗な街があちらこちらにあって、どこへ行っても心が和みます。工業化の進んだ国ではありますが、他方で歴史的町並みがそこかしこに見られます。 クトナー・ホラも、そんな街の一つ…

ケンプテン・ハウプトバンホフ Kempten Hbf (ドイツ)

ドイツ南部、オーストリア国境に近い内陸の古都、ケンプテンの中心駅です。ドイツは今も客車列車が主流と言ってもいい鉄道大国で、全土に渡り、こういった赤い機関車と客車の列車が幅広く活躍しています。日本の旧型客車のような古い味わいはなく、今の時代…